あなたにできることを始めてください

特別な技術も才能もお金も要りません。
家庭で・クラスで・地域で・・・・・・
“しんどさを持つ子"の存在を知ったその日から
あなたにできることを始めてください

読み書きが苦手な子も、注意力が散漫だったり衝動性が強い子も、人間関係やコミュニケーションが苦手な子も、簡単な援助で助かること、可能になることがたくさんあります。

1. 話に集中しやすい環境をつくる

学校では窓際.廊下側の席にしない・窓を閉める・席を前にする、家庭では机のまわりにごちゃごちゃとモノを置かない、作業に関係ないものは片付ける など

2. 指示は短く具体的に、繰り返し行う

スポーツなどお稽古事の場面でも、指示は細かく出す。グラウンドを3周走ったあと、腹筋20回と腕立て20回やったあと、バッティングの練習をしろ、などはNG

3. わかりやすいルールやシステムをつくる

スケジュールやルールなどを明確にして言葉や絵などで知らせる、やるべきことの優先順位をつける、仕事などの進行度をチェックする、1人でいる時間を保証する など

4. 一人ひとりの特性に応じた枠組みをつくる

視線を合わせる、目や力一ドで合図するなど視覚に訴える など

5. 応援機器を使う

テープレコーダー・メモ・絵力一ド・色のついたクリアファイル(文字の上に乗せると見やすくなる場合がある)、ノートテー力一(代わりにノートを取ってくれる人)、スケジュール管理、携帯電話のタイマー機能などを利用する

6. パニックなどをしても叱らない、一緒になって慌てない

1人になれる場所に移動させるなど、落ち着くのを待ってから取るべき行動を教える

7.対人関係やコミュニケーションが苦手な子には、自分以外の人がものごとをどう見たり感じたり考えたりするか、何をすると嫌がるのか、ことばの意昧や概念を絵などを利用して知識として教える

表情力一ド(喜怒哀楽を描いた顔の絵)を利用し、感情を教える など

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