●ノン・ディスレクシアの人にできる3つのこと●

「怠けているわけじゃないし、やる気がないわけでもない」
だから、怒ったり責めたりしないで・・・

ディスレクシアもLDも、原因についてはまだまだ研究の段階です。
専門的には、聴覚や視覚から入ってくる情報の認知や処理スピードに問題 があったり、記憶や想起に問題があるためだろうと考えられています。
でも、支援する方法はいくらでもあります。

1.読み書きが苦手な人がいることを知って

「目が悪くてモノがよく見えない」と訴えたときに「そんなのは気のせいだ」「努力 すれば見えるはずだ」と言われたら、どういう気持ちがしますか?
ディスレクシアやLDの人たちはこれと同じ状態にいます。まずは、そのことを「知って」「理解すること」から初めてください。そして「どうすれば自立につながる支援ができるか」考えてください。

2.むやみに叱らないで

ディスレクシアのことをよく知っている人でさえ、実際に「読み書き計算」などが苦手だったり、一度に指示を理解できなかったり、何かを言ってもすぐ忘れてしまうような子ども(や大人)を目の前にすると「なんでできないんだ!」と、頭ごなしに叱ってしまう傾向があります。
ひたすら叱りつけることは、本人のセルフエスティーム(自尊心)を傷つけ、劣等感に陥らせるだけで、なんの解決にもなりません。これは誰でも同じですよね。

3.得意な面や小さな成功を見つけ、認めてあげて

人から誉められるのは誰でも嬉しいもの。それは大人も子どもも同じです。
 ディスレクシアやLDの子が持つ得意な面を見つけてあげてください。あるいは昨日までできなかったのに今日はそれがちょっとだけでもできたりしたら「昨日はできなかったのに今日は●●ができたね、すごいね」と具体的に誉めてあげてください。
 どれだけ些細なことでも、小さな積み重ねがもたらす効果は計り知れないのです。

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