いろんな子

いろんな子が
日本に住んでいます。 

 

 あんな子、こんな子、いろんな子が日本という国には住んでいます。サッカー選手になりたい子も、体育が苦手な子も、アトピーに悩む子も、 いじめに遭っている子も、落ち着きがなかったり、読み書きが出来ない子も みんな日本の大事な子どもたちです。

そして、どの子も、平等に「幸せになる権利」、そして「等しく教育を受ける権利」を持って、この世に生まれてきました。これは、子どもも大人も、あなたも私も同じ。

この権利は誰にも、そう大人にも、親でさえも、奪うことはできないのです。

サラマンカ宣言

 「〜(前略)すべての子どもは教育を受ける基本的権利をもち、 また、満足のいく学習レベルに到達し、かつ維持する機会が与えられなければならず、

すべての子どもは、唯一独自の特性、関心、能力および学習ニーズをもっており、教育システムはこうした非常に多様な特性やニーズを考慮にいれて立案され、教育計画が実施されなければならず、

特別な教育的ニーズをもつ子どもたちは、彼らのニーズに合った児童中心の教授法を提供する、通常の学校に参加できなければならず、

このインクルーシブの考えをもつ通常の学校こそ、差別的態度と戦い、すべての人を喜んで受け入れる地域社会をつくり上げ、インクルーシブ社会を築き上げ、万人のための教育を達成する最も効果的な手段であり、

さらにそれらは大多数の子どもたちに効果的な教育を提供し、全教育システムの効率を高め、結果的には費用対効果を上げるものとする〜(以下略)」

1994年6月 ユネスコ
6